東京株式市場で売買する人は、6割強が外国人である。日本人が持つ1600兆円の資産は、 キャピタルロスがない銀行預金である。銀行はこのお金で国債を買い数%の利子を得て0.01%程度の利子 を預金者につけている。日本の銀行は、銀行本来の仕事であるお金を貸して欲しいという人に対して、 お金を返してくれるという確信がなければ貸さない。私は、国債の利子で利益を出しているような現代の 銀行には預金しない。持ち金のほとんどで株式を購入している。
私の保有する株式の平均購入価格は、現役時代にも少し買っていたので10800円 である。リーマンショックや東北大震災で8000円に下がったときは大きな損失だったが、政権交代後 今日までに、11400円台まで回復したので、やっとプラスになった。政権交代で円高がおさまり、外国人 から見て日本の株が安くなり、外国人の買い越しが17週も続いたからである。日本の機関投資家は、 この17週の間日本株を売っている。かくいう私も数千株売却した。
リタイヤ後の5年間日本の株式市場を見て次のようなことがわかってきた。外国 人が買えば日本の株式相場は上がるし、売れば下がるということである。外国人といってもそれは、外国 の機関投資家である。彼らは外国の個人からあずかった資金を世界中の市場で運用して利益をだし、預金 者の分配するのである。彼らは5月と11月に持ち株の1部を売却し、利益を出す習性を持つことがわかった のである。これを知った上で私は5月になったら持ち株のうち利益がでているものを、外国人が売る前に 売却するつもりである。外国人が売って下がってくる6月−8月の間に、私が安いと判断した株式を購入する 予定である。
リーマンショック、東北大震災、政権交代などで外国人は売ってきたり、買って きたりするので、それらに対応する必要がある。リーマンショック、東北大震災のときは日経平均が8000円 以下に下がったし、政権交代で外国中央銀行並の金融緩和をするとアナウンスしただけで外国人は買って くる。いろいろ情報をキャッチして株式の売買をするのである。
株式が暴落しなければ平均で年2%台の配当があるので、銀行預金よりずっと よい資産運用だが、前記のような大事件があると、株式は暴落して損害を被ることになる。これを嫌って 多くの日本人は株式投資をしないのだが、これらとうまく付き合うのが、株式投資の面白さである。
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